「外国人ドライバーを採用したいが、自社が条件を満たしているか分からない」
「具体的な採用ステップや給与相場を知りたい」
このように考える経営者や人事担当者の方も多いのではないでしょうか。
特定技能ドライバーを受け入れるには、定められている要件をクリアする必要があります。
本記事では、受け入れ企業の採用条件から、外国人材に求められるスキル、採用を成功させるためのポイントまでを徹底解説します。
最新の制度を正しく理解し、人材確保の課題解決に向けた第一歩を踏み出しましょう。
なお、「外国人ドライバードットコム」では、特定技能ドライバーの採用に関する相談を受け付けています。採用を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。
特定技能ドライバーを受け入れる企業の採用条件
ここでは、受け入れ企業が必ず満たすべき4つの主要な要件について詳しく解説します。
・「自動車運送事業を経営する事業者」であること
・「運転者職場環境良好度認証制度」の認証を受けていること
・特定技能協議会に加入すること
・「新任運転者研修」を実施すること
「自動車運送事業を経営する事業者」であること
特定技能外国人を受け入れるためには、まず自社が法律に基づいた正規の運送事業者である必要があります。各運送事業の許可を、地方運輸支局から受けていなければなりません。
日本標準産業分類において「道路旅客運送業」または「道路貨物運送業」に該当することが前提条件となります。自社で車両や運行管理体制を持たず、実態が伴わない企業は対象外です。
まずは自社が保有する許可証の内容を確認し、現行の法律に準拠した経営を行っていることが採用活動のスタートラインといえます。
「運転者職場環境良好度認証制度」の認証を受けていること
受け入れ企業には、通称「働きやすい職場認証制度」の認証を取得することが義務付けられています。ドライバーの労働時間管理や健康管理、ハラスメント対策などの基準を満たしていることを客観的に証明するものです。
深刻な労働問題が起きないよう、あらかじめ職場環境を整えている企業にのみ、外国人材の受け入れを認められています。
審査では「法令遵守」「労働時間・休日」「心身の健康」といった多角的な項目がチェックされます。
特定技能協議会に加入すること
特定技能制度を利用する企業は、国土交通省が設置する「自動車運送業分野特定技能協議会」への加入が必須です。この協議会は、特定技能外国人の適正な受け入れ及び保護を行うために設けられています。
加入するには「自動車運送業分野特定技能協議会加入届出書」を提出し、事業者の基本情報や実施予定の業務内容を報告しなければなりません。加入を怠ったり、協議会の指導に従わなかったりした場合は、その後の受け入れが認められなくなるリスクが生じます。
「新任運転者研修」を実施すること
タクシーやバスといった旅客運送業で特定技能外国人を受け入れる場合、「新任運転者研修」を実施することが欠かせません。旅客運送は人の命を預かる仕事であるため、安全運行と接遇マナーに関する質の高い教育が法律で定められています。
研修では、座学に加え、実際の路上走行を含むカリキュラムを実施します。特に外国人ドライバーの場合は、日本の交通ルールだけでなく、お客様への丁寧な言葉遣いなどのフォローが必要です。
なお、トラック運送業においては、この新任運転者研修の実施は必須条件ではありません。
「Gマーク制度(安全性優良事業所認定)」の取得でも要件を満たせます。
特定技能ドライバーに求められる要件
ここでは、特定技能ドライバーに求められる要件を職種別に確認していきましょう。

まずトラック分野では、中型や大型の第一種免許に加え、日本語能力試験N4レベル以上の語学力が必須です。
お客様を乗せるバスやタクシーはより高いハードルが設定されています。第二種免許の取得に加え、日本語能力試験N3レベル以上の高度なコミュニケーション能力が必要です。
技能面については、各分野別の「特定技能1号評価試験」に合格しなければならない点は理解しておきましょう。
特定技能ドライバーの給与相場・賃金の決め方
ここでは、経営者が把握しておくべき具体的な給与相場の目安と、法令に基づいた正しい賃金の決め方について解説します。
・給与相場の目安
・特定技能ドライバーの賃金は日本人と同額以上
給与相場の目安
特定技能ドライバーの給与は、月額20万円程度が目安です。
実際に、厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査(2022年)」のデータを見ると、特定技能者の賃金は、平均年齢29歳・3年以上の勤続で205,700円となっています。
この数字は、従来の技能実習制度における給与水準(18万円〜20万円程度)を上回る水準です。即戦力として期待される、特定技能人材への評価が反映された結果といえます。
一方で、実際の支給額は企業の規模や勤務地、保有免許によって変動するため、地域の最低賃金や産業別賃金を確認することが欠かせません。
特定技能ドライバーの賃金は日本人と同額以上
特定技能外国人の報酬については、同じ業務に従事する日本人と同等以上であることが義務付けられています。外国人であることを理由に不当に低い賃金で働かせることを防ぎ、労働市場の公平性を保つためです。
具体的には、自社に同等の経験やスキルを持つ日本人がいる場合、その従業員を比較対象として、差別がないようにする必要があります。基本給だけでなく昇給制度や賞与、住宅手当などの福利厚生を含め、すべての待遇においてです。
比較対象となる日本人がいない場合でも、近隣の同業他社における賃金水準などを参考に、妥当性のある金額を設定する必要があります。
また、政府の「同一労働同一賃金ガイドライン」に基づき、待遇の差がある場合には、「合理的理由」を説明できなければなりません。給与規定を明確にし、契約書に昇給や賞与の基準を明記しておくことは、入社後のトラブルを未然に防ぐことにもつながります。
特定技能ドライバーを受け入れる企業が採用を成功させるために意識すべき点
特定技能ドライバーを受け入れる企業が、採用を成功させるために意識すべき点についても確認していきましょう。
・外国人が定着しやすい職場づくりを進める
・現場で求められるマナー・接遇を丁寧に指導する
・制度改正・在留資格の最新動向を把握する
外国人が定着しやすい職場づくりを進める
外国人ドライバーの早期離職を防ぐには、「心理的安全性の高い職場」を構築することが不可欠です。慣れない異国での就労は不安が多く、気軽に相談できる体制がなければ、精神的負担から離職につながりやすくなります。
具体的な対策として、専任の相談窓口を設けるだけでなく、受け入れる日本人スタッフに対しても事前に異文化理解研修を実施することが有効です。
例えば、宗教上の配慮やコミュニケーションスタイルの違いを共有しておくことで、現場での不要な摩擦を回避できます。定期的な面談を通じてキャリアパスを提示し、日本での将来に希望を持てる環境を整えることが、結果として定着率の向上と組織の安定に直結します。
現場で求められるマナー・接遇を丁寧に指導する
現場で必要とされるマナーや接遇を、基礎からしっかり指導しましょう。
特定技能ドライバーには、運転技術だけでなく、日本の商習慣に根ざした接遇マナーの徹底が求められます。特にバスやタクシーといった旅客運送業では、乗客とのコミュニケーションがサービス品質に影響します。
そのため、挨拶や言葉遣い、身だしなみといった「日本基準」のマナーを体系的に教育することが必須です。
指導の際は、曖昧な日本語での説明を避け、誰が見ても一目で理解できるマニュアルを作成するのがポイントです。写真や動画を活用した視覚的な教育資材を用いたり、ロールプレイングを繰り返したりすることで、着実にスキルを習得できます。
制度改正・在留資格の最新動向を把握する
採用を成功させるためには、制度改正や在留資格に関する最新情報を把握しておくことも不可欠です。特定技能制度は新設から日が浅く、今後も対象分野の拡大や要件の見直しなど、制度内容が変更される可能性があるためです。
新情報を把握していない場合、法令違反や手続き遅延によって、貴重な人材を失いかねません。法務省や出入国在留管理庁の公式サイトを定期的に確認しましょう。
法改正に迅速に対応できる体制を整えることが、コンプライアンスを守りながら安定的に外国人材を活用するポイントです。
特定技能ドライバーの受入企業一覧を紹介
「外国人ドライバードットコム」を通じて、多くの企業が即戦力となる特定技能ドライバーの確保に成功しています。以下は、その代表的な内定実績です。
・高知県 運送会社:10名の候補者から5名内定
・神奈川県 運送会社:4名の候補者と面接を実施し全員内定
・京都府 産業廃棄物運搬会社:20名以上の候補者から10名内定
これらの事例はあくまで一例です。自社の業態や地域でどのような採用が可能なのか、より詳しい成功事例や最新の候補者情報が知りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
特定技能ドライバーを受け入れるなら外国人ドライバードットコム
2024年4月から始まった、自動車運送業分野での特定技能の受け入れは急速に広がっています。実際に受け入れを開始した企業では、外国人材が、最新の安全講習や日本語研修を経て現場の主軸として活躍し始めています。
ぜひ本記事を参考に、受け入れ体制を整え、人材不足解消に向けた一歩を踏み出しましょう。
特定技能ドライバーを受け入れるなら「外国人ドライバードットコム」にお任せください。
当社は、ドライバー職に特化した外国人材紹介のプロフェッショナルです。複雑な在留資格の申請サポートから、入国後の定着支援まで伴走いたします。
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