ブログサムネイルフォーマット_外国籍ドライバー来日までの関門

外国籍ドライバーが日本で働くための関門

2025年4月から導入された自動車運送業の特定技能制度。

外国人が日本で働くためにはいくつかの「壁」があります。

今回は、特定技能1号「自動車運送業」として日本で働くにはどれだけの壁があるのかを紹介します。

関門① 健康診断

基本要件

「日本で安定、継続的に就労できる健康状態である」ことを、医師へ健康診断を受診し確認していただく必要があります。また、使用する書籍は「健康診断個人票」および「受信者の申告書」です。

検診項目

参考様式第1‑3号に記載された以下の項目は必須です 

・既往歴/業務歴/自覚症状・他覚症状

・身長・体重・腹囲・視力・聴力・血圧

・胸部X線(異常時は痰検査による結核確認)

・血液検査(肝機能、貧血、血糖、脂質 など)

・尿検査

・心電図検査

・痰検査の要件

・胸部X線で異常が出た場合、活動性結核でないことの確認が必要となり、痰検査を行う義務があります

海外での診断の場合、国内で求められるすべての検査項目を満たすことが必須となり、検査票等は日本語訳の添付が必要となる。

関門② 面接

続いて面接となります。ここでの問題は倍率の高さです。面接の内容は企業によって異なりますが、対面での面接や運転のテストを行いますが、採用人数に対しての候補者人数が非常に多くなるため不採用になる可能性が高くなってきます。

関門③ 技能評価試験

学科試験

・出題内容:運航前後点検、安全運行、常務記録の作成方法

      貨物の荷付け(特にトラック分野)

      接遇業務(バス、タクシー分野)

      安全衛生の基礎知識

実技試験

・出題内容:点検方法、安全判断

        荷崩れ防止策(トラック)

        乗客対応や接遇(バス、タクシー)

試験詳細

・試験時間:学科+実技合わせて約80分

・合格基準:学科、実技ともに60%以上正答

勉強時間と合格率

公式データなどはありませんが、実務経験2年程度で「事前準備なしで約70%の合格率」とされています。すでに一定の現場経験があれば模擬問題集など50~100時間の試験対策学習が一般的となります。

関門④ JLPT(日本語能力)試験

必要最低限レベル

・トラック   :N4以上(技能実習2号を良好修了した場合日本語試験免除)

・タクシー、バス:N3以上(旅客対応能力が求められるため日本語基準が高め)

試験構成と試験時間

N3             N4

言語知識   :30分    言語知識 :25

言語知識、読解:70分    文法、読解:55

聴解     :40分    聴解   :35

レベル別能力イメージ

N5:身近な表現・簡単な文の理解(基本300~600時間の学習者向け)

N4:日常表現の理解とやや複雑な会話の把握

N3:日常的な日本語をある程度理解(新聞見出しや会話の概要など)

N2:幅広い状況での日本語理解(記事やニュースを含む)

N1:専門的・抽象的な表現(新聞社説や講義内容)を自然な速度で理解

勉強時間と合格率

データは行われる年によって変動しますが、合格率は約30~50%で、300~400時間程度の学習が一般的となります。

特定技能制度を利用した外国人ドライバーを雇用するには、これだけの壁を乗り越えた外国人が入国します。難易度については、技能評価試験は7割程度、日本語能力試験は4割程度となっています。しかし、現地での教育によって、合格率を上げていくことでスムーズに外国人を受け入れることが可能となります。アズスタッフではお客様に安心して外国人を雇用していただけるよう、現地の送り出し機関との協力、日本の元教習員を現地に常駐させることで日本の運転技術を身につけさせています。これは、現地の方でなく、しっかりと日本人の元プロが日本の運転の教育、日本語の勉強を行うことで外国人に対して不安要素がある企業様の心配を払拭させ、「この人なら任せられる」と思ってもらえるような安心した人材を供給していくための取り組みになっています。