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【2026年版】特定技能ドライバー採用の費用相場を徹底解説

【2026年版】特定技能ドライバー採用の費用相場を徹底解説|日本人採用の広告費と比較してどちらが合理的?

【監修者】木下洋輔 株式会社アズスタッフ 海外人材事業部 責任者

海外人材事業の立ち上げを統括し、現在は月の大半をアジア各国で過ごす。現地での採用面接会やドライバーの教育支援に奔走する傍ら、国内では営業として運送企業の新規開拓に従事。現場の悩みを知り尽くした視点から、外国人ドライバーと企業を繋ぐ架け橋として、日本の物流インフラを守るための人材戦略を提唱している。

特定技能は初期費用が高いから、二の足を踏んでしまう

紹介料以外に、月々の管理費や支援費で結局損をするのではないか?

経営者としてコストに敏感であることは当然です。しかし、2026年現在の運送業界において、「目に見える導入費用」だけを見て判断するのは危険です。

本記事では、特定技能ドライバー採用にかかる費用の「正体」を、日本人採用との比較、そして「実質負担を減らす公的制度」の観点から赤裸々に公開します。

1. 特定技能ドライバー採用にかかる「費用の内訳」

特定技能の導入コストは、大きく分けて「初期費用」と「ランニングコスト」の2つです。

多くの運送会社が「賃上げ」や「求人媒体の変更」を行っても効果が出ないのは、戦い方を間違えているからです。日本の生産年齢人口は年間数十万人ペースで減少しており、若手の奪い合いは、もはや賃金だけで解決できるレベルを超えています。

① 初期費用(入国・契約時)

  1. 紹介手数料: 年収の一定割合(10〜30%程度が相場)
  2. ビザ申請・行政書士費用: 10〜15万円程度
  3. 入国航空券・諸経費: 5〜10万円程度
  4. 合計目安:60万円 〜 100万円

② ランニングコスト(入社後)

登録支援委託費: 月額 2.5万円 〜 3.5万円(1人あたり) ※生活支援や役所手続きの代行費用です

2. 日本人採用の「掛け捨て広告費」 vs 特定技能の「投資額」

「100万円もかかるなら、日本人を100万円分募集したほうがいい」と考えるのは、今や大きな間違いです。

  • 日本人採用(広告費): 100万円投じても応募ゼロなら、その金は一瞬で消えます。採用できても3ヶ月で辞めれば、また100万円が必要です。これは掛け捨てです。
  • 特定技能採用(投資): 100万円で「確実に入社する若手人材」を確保します。
    5年(60ヶ月)で割れば、初期費用は月々約1.6万円。月額支援費を足しても、月5万円以下で若手戦力を維持できる計算になります。

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(求人倍率)」、リクルート「就職白書(採用単価データ)」、およびアズスタッフ独自の特定技能定着シミュレーションを基に作成

> 貴社の状況に合わせた「現実的な採用プラン」を専門家が提示します。

 話を聞くだけでも大丈夫です。お気軽にご相談ください。

3. 【2026年最新】実質負担を劇的に下げる「公的支援」

「高くつく」と決めつける前に、国や自治体が用意している「戻ってくるお金」を確認してください。

  • 外国人雇用に関する助成金: 外国人材の受け入れ体制を整える(マニュアル作成や研修)ことで、その費用の一部が補填される制度があります。
  • 自治体独自の補助金: 人手不足が深刻な地域の自治体では、外免切替(免許書換)の費用や住宅確保の支援金を出しているケースが急増しています。

4. 中型免許取得への投資は「損」か「得」か?

特定技能ドライバーを4t車に乗せるには、日本の免許への切替や中型免許の取得が必要です。「免許代まで会社が出すのは損だ」と思われるかもしれません。しかし、「免許取得を支援してくれた会社」への恩義は、彼らにとって最強の離職防止策になります。また母数はまだ少ないですが中型・大型免許の外免切替に合格した外国人ドライバーを採用できる可能性もあります。採用コスト100万円をかけて数ヶ月で辞められる日本人と、5年以上エースとして貢献してくれる外国人。どちらが経営として合理的かは明白です。

5. まとめ:確実に「勝てる可能性」を高める投資を

もちろん、今月も求人広告を出し続けていれば、稀に日本人の若手が採用できる「大当たり」のような奇跡が起きるかもしれません。ですが、その可能性は年々、確実に低くなっているはずです。

経営として「いつ来るか分からない奇跡」に広告費を払い続けるのか。それとも、今後ますます勝率が高くなっていく外国人(特定技能)ドライバーへ投資し、安定した人員構成を築くのか。

「高くつく」という先入観を捨て、5年後の利益を最大化するための戦略的な投資を、今こそご検討ください。