特定技能の試験はいつ?採用計画に役立つ最新試験スケジュール
【監修者】木下洋輔 株式会社アズスタッフ 海外人材事業部 責任者
海外人材事業の立ち上げを統括し、現在は月の大半をアジア各国で過ごす。現地での採用面接会やドライバーの教育支援に奔走する傍ら、国内では営業として運送企業の新規開拓に従事。現場の悩みを知り尽くした視点から、外国人ドライバーと企業を繋ぐ架け橋として、日本の物流インフラを守るための人材戦略を提唱している。
1. 特定技能採用は「試験日」からの逆算で決まる
「特定技能ドライバーを採用したいが、候補者がなかなか見つからない」
そう嘆く企業の多くが、実は「試験のタイミング」を見落としています。
特定技能制度において、外国人が貴社に応募するためには、原則として「技能試験」と「日本語試験」の2つに合格していなければなりません。
つまり、試験が行われない時期にいくら募集をかけても、条件に合う人材は市場に現れないのです。
逆に、試験の結果発表直後は、意欲の高い合格者が一斉に仕事を探し始める「採用のゴールデンタイム」となります。
今回は、自動車運搬業(トラックドライバー)の特定技能試験の最新スケジュールと、募集をかけるべき最適なタイミング、そして最短で合格者を確保するための逆算術を徹底解説します。
2. 自動車運搬業(トラック)特定技能試験の仕組み
特定技能ドライバーになるためには、以下の2つの試験合格が必須です。
① 自動車運搬業特定技能評価試験(実務試験)
国土交通省が監督し、現在は日本国内および海外数カ国(ベトナム、インドネシア、フィリピン等)で実施されています。
- 内容: 自動車運搬業(トラック)に関する基礎知識、安全確認、荷役作業のルールなど。
- 頻度: 各国で年数回程度。一度に受験できる人数に限りがあるため、予約開始直後に枠が埋まることも珍しくありません。
② 日本語能力試験(JLPTまたはJFT-Basic)
- JLPT(日本語能力試験): 年2回(7月・12月)実施。
- JFT-Basic(国際交流基金日本語基礎テスト): コンピュータ受験方式で、ほぼ隔月で実施。
| 項目 | サイクル・タイミング |
| 試験実施 | 通年(毎月)実施 |
| 合格発表 | 試験実施月の翌月上旬〜中旬にポータルサイトで公開 |
| 日本語試験(JFT) | 年6回(偶数月)実施 |
| 日本語試験(JLPT) | 年2回(7月・12月)実施 |
3. 【戦略的逆算】募集開始から初乗務までの「勝利の方程式」
効率的な採用を行うためには、試験日から逆算して以下のようなアクションプランを立てるのが正解です。
ステップ1:試験の「2ヶ月前」にターゲットを絞る
試験を控えた学習中の人材にアプローチを開始します。内定(条件合意)を出しておき、「合格したら正式に雇用契約を結ぶ」という予約採用の形を取ることで、他社より先に優秀層を囲い込めます。
ステップ2:合格発表の「直後」に面接を実施
試験結果が出た直後は、人材が最も動く時期です。このタイミングに合わせて求人票をアップデートし、一気に面接を組み込みます。
ステップ3:入国・免許切替までの「4〜6ヶ月」を耐える
「特定技能者の給与はどう決める?日本人と同等以上の賃金設計」で解説した通り、内定から入国までは時間がかかります。試験のタイミングから逆算して、繁忙期の半年前に募集を開始するのが、運送経営における「最短ルート」です。
4. 海外現地の最新トレンド:試験会場の拡大と志望者の推移
2024年にドライバー職が特定技能に追加されて以降、東南アジア各国では試験会場の増設が進んでいます。
- ベトナム: 圧倒的な志望者数を誇りますが、試験の予約競争が激しいのが難点です。
- インドネシア・フィリピン: 比較的予約が取りやすく、かつ真面目な国民性が運送業にフィットすると、現在注目が集まっているエリアです。
これら現地の試験動向を把握しているかどうかで、どの国のエージェントに依頼すべきかという戦略が変わってきます。
5. アズスタッフが提供する「試験連動型」スカウトサポート
アズスタッフでは、アジア各国の試験スケジュールを網羅的に管理しています。
「今はどこの国に合格者が多いのか」
「次の試験に向けて、どれくらいの母集団が形成されているか」
といった、一般の求人媒体では得られない一次情報を基に、貴社の採用計画をサポートします。
試験に落ちてしまった人材への再チャレンジ支援や、合格後すぐのビザ申請準備など、タイムラグを最小限に抑える仕組みが、アズスタッフにはあります。
6. まとめ:情報は「鮮度」が命。計画的な募集がコストを下げる
特定技能の採用において、「なんとなく募集を出す」のは、最も非効率なやり方です。 試験のスケジュールを知り、市場に「合格したばかりの若手」が溢れる瞬間を狙い撃つ。この計画性こそが、採用コストを抑え、より優秀なドライバーを確保するための最大のコツです。
>>貴社の状況に合わせた「現実的な採用プラン」を専門家が提示します。 話を聞くだけでも大丈夫です。お気軽にご相談ください。


