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技能実習と特定技能、ドライバー採用にはどちらが正解?

技能実習と特定技能、ドライバー採用にはどちらが正解?

【監修者】木下洋輔 株式会社アズスタッフ 海外人材事業部 責任者

海外人材事業の立ち上げを統括し、現在は月の大半をアジア各国で過ごす。現地での採用面接会やドライバーの教育支援に奔走する傍ら、国内では営業として運送企業の新規開拓に従事。現場の悩みを知り尽くした視点から、外国人ドライバーと企業を繋ぐ架け橋として、日本の物流インフラを守るための人材戦略を提唱している。


1. 導入:似ているようで全く違う、2つの制度

「外国人を採用したいけれど、技能実習と特定技能、結局どちらがいいの?

 運送会社の経営者様から最も多くいただく質問の一つがこれです。

ニュースや新聞で名前は聞くものの、その実態や、どちらが「自社のトラックを任せるのに適しているか」を判断するのは非常に難しいものです。

結論から申し上げます。

なぜ、技能実習ではなく特定技能なのか。期間、業務範囲、そしてコスト。3つの重要な切り口から両制度を徹底比較し、貴社にとっての「最適解」を明らかにします。


2. 比較①:業務の自由度と「即戦力性」の差

技能実習はあくまで「日本で学んだ技術を母国に持ち帰る」という国際貢献が目的の制度です。対して特定技能は、明確に「日本の人手不足を解消するための労働力確保が目的です。この目的の差が、現場での働き方に大きく影響します。

  • 技能実習: 習得すべき技能(荷役作業等)が中心となり、運転業務の割合や内容に厳しい制限がかかる場合があります。
  • 特定技能: 「自動車運搬業」として、日本人ドライバーと同様の付帯業務(荷積み・荷卸し等)も含めた幅広い就労が認められています。

引用元: 出入国在留管理庁


3. 比較②:在留期間と「キャリア形成」の差

せっかく仕事を覚え、日本の道に慣れた頃に帰国してしまう……。そんなリスクを回避できるのも特定技能の強みです。

  • 期間の差: 特定技能は1号で最長5年。さらに「2号」へ移行すれば、在留期間の更新制限がなくなり、将来的な家族帯同も可能になります。
  • 育成の継続性: 記事5で紹介した「5年成長ステップ」を歩めるのは、期間に余裕がある特定技能だからこそ可能です。

引用元: 厚生労働省「外国人雇用状況の届出状況」


4. 比較③:気になる「費用」とコストパフォーマンス

初期費用だけで比較すると、両制度に大きな差がないケースも多いですが、その「中身」が異なります。

  • 特定技能: 日本語能力や運転に関する基礎知識を既に持っている「選抜された人材」を雇用するため、入国後の教育コストや教育期間を短縮できます。
  • コストパフォーマンス: 記事4で示した通り、定着率が高いため、再採用を繰り返すコストと比較すれば、特定技能は圧倒的に低コストです。

5. アズスタッフが「特定技能」を推奨する理由

私たちは、運送業の現場において「いかに早く、安全にトラックを動かしてもらうか」を最優先に考えています。 そのため、入国時から高い意欲を持ち、日本人と同等の業務を任せられる「特定技能」に特化した支援を行っています。現地の送り出し機関とも連携し、制度のメリットを最大限に引き出すマッチングを提供しています。


6. まとめ:運送業の未来を創るなら「特定技能」一択

「どちらが正解か」という問いへの答えは明白です。貴社が求めているのが「国際貢献」ではなく「現場を支える確かな戦力」であれば、迷わず特定技能をお選びください。 制度の複雑な違いに悩む時間はもう終わりです。特定技能で、安定した人材基盤を築きましょう。

>>貴社の状況に合わせた「現実的な採用プラン」を専門家が提示します。 話を聞くだけでも大丈夫です。お気軽にご相談ください。